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毎年お盆の後のこの時期は気持ちが沈みがちですが今日は祖父の誕生日です。

生きていれば77歳の喜寿です。

中学2年まで一緒に暮らしていた祖父。

基本的に優しくてぶつかることはなかったけど1度だけ祖父の言うことを煩わしく思って母に相談したことを今でも思い出します。

｢普通の中学でいいのか？｣

口下手で全部言わなかった祖父

みんなと同じ中学に行くのが当たり前だと思っていた当時の自分にはこの言葉の意味が分からなかった。

進学校とかじゃなくていいのか？って意味です。

祖父は高卒で就職し後から入って来た大卒との扱いの差などで思うところがあったらしくそんな思いして欲しくないからってことだったらしいです。後から親戚から聞いたはなしです。

結局普通の中学に進み短大を出て就職した自分。

後悔がないかと言われれば大卒との扱いの差は明らかで見事に後悔しかないですね。

今の自分の近況を話したらどんなことを言ってくれるのかって考えたりもするけどこればっかりはどうにもならない。

小学生の頃、祖母が入院して一時期鍵っ子に近いものになっていた時も仕事をさっさと上がってお見舞いに行きご飯の支度までしてくれた祖父

今ならあれがどれだけ大変なことかわかる気がします。思い返すと片親でもそれなりに夏休みとか毎年思い出があるのは祖父のおかげだと思います。

あの頃は一緒に出かけるのが恥ずかしかったり友達と遊ぶ方が良く思ったこともあったけど振り返ると本当にいい祖父だったと思います。

せめて僕が成人するまでは生きていて欲しかった。

一緒にお酒を飲みながら仕事の話を聞いて欲しかった。

って思ってもどうにもならないし後悔ばっかりしてても祖父に申し訳が立たないので1人で暮らす祖母を大切にするって思ってもなかなか月に1,2度の電話くらいしかできない現実…

帰省もできず祖父に線香も上げられてない…

とりあえずコロナが落ち着いたらゆっくり時間作って帰省したいです。